いっそ書店で暮らしたい。

コミックから小説、洋書まで、読み終えた本たちへの思い、読書感想文を綴っていきます。

小説「精霊の守り人」上橋菜穂子

 

 

上橋菜穂子さんの「精霊の守り人」読了しました。

 

あらすじ

30歳の女用心棒バルサを主人公に、人の世界と精霊の世界を描いたハイファンタジー。100年に一度卵を産む精霊〈水の守り手ニュンガ・ロ・イム〉に卵を産みつけられ、〈精霊の守り人〉としての運命を背負わされた新ヨゴ皇国の第二王子チャグム。母妃からチャグムを託された女用心棒バルサは、チャグムに憑いたモノを疎ましく思う父王と、チャグムの身体の中にある卵を食らおうと狙う幻獣ラルンガ、ふたつの死の手から彼を守って逃げることになるのだが・・・

 

最近ファンタジーを読みたい熱が高まっていて、大人が読んでも楽しいファンタジーが読みたい!と思って読みましたが、大正解でした!

 

何年も前からある人気の作品のようですね。ナユグという不思議な世界と精霊のような生き物たちに翻弄されながら、懸命に頑張る登場人物たちに心を打たれました。特にチャグムの成長していく姿は見事です。あと、戦闘シーンも臨場感にあふれていました。

個人的には星読博士のシュガと呪術師トロガイがお互いに興味を持つシーンと、チャグムが皇太子に戻るためバルサたちとさよならするシーンがとても好きです。新たな一歩を踏み出すことは、とても勇気のいることです。今後、それぞれがそれぞれの場所で、やり方で、頑張っていくのでしょうね。

 

シリーズ第一巻ということなので、物語がどうなっていくのか続きが楽しみです。

 

 

 

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