いっそ書店で暮らしたい。

コミックから小説、洋書まで、読み終えた本たちへの思い、読書感想文を綴っていきます。

コミック「きょうは会社休みます。2巻」藤村真理

 

今回は「きょうは会社休みます。」2巻の感想を。

 

あらすじ

33歳の誕生日、長い処女歴にピリオドを打った花笑。相手は会社のバイトで21歳の大学生、田之倉。しかも、アレはあくまで酔った勢い、偶然の出来事だと思っていたら、なんと本当にお付き合いすることに。いろんな「初めて」を体験しながら、ついに2人で過ごすクリスマスイブを迎えて…。

 

1巻以上に田之倉くんの大人さが際立っているように思いました。

 

花笑の両親との初顔合わせは完璧だし、後輩に付き合わされて合コンに行っちゃう花笑にも寛大な対応。非の打ちどころがない!と言えるくらいすごいです。

2巻から本格的に登場してきた、田之倉くんのライバル役?応援役?花笑専用相談役?の朝尾さん(年上・同じビルの別会社の最高経営責任者)も落ち着いた大人の魅力溢れる男性でした。辛口ですが的確なアドバイスをくれるし、出来る男を体現したような人です。

 

この朝尾さんが何故か花笑に魅力を感じて近寄ってきてプロポーズまでするのですが・・・花笑のどこにそんな魅力があるのか、残念ですが伝わってきません。また、田之倉くんと付き合い始めたばかりなのに、朝尾さんのアピールにフラフラしている所にも共感できません。会社をすぐに休むところも社会人としてどうなのか?と疑問。作者さんはOL経験があるのでしょうか?他社の人間をそう簡単にオフィスに入れないし、リアリティに欠けることが多すぎる気がします。

 

厳しい感想かもしれませんが、私にとってこの漫画はストーリーを楽しむというよりも理想の男性たちを楽しむという感じでした。3巻が発売されていますが、購入はしばらく検討します。

 

 

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